カラオケその後

前回のエントリで非常に偏ったカラオケをお伝えしましたが、なぜそんな事態になったのか?それは1年後輩のKくんのリミッター解除が原因です。
Kくんの好きなものは競馬とライオンズと文化放送とテレ東。ラジオを常時携帯していて、同級生の女子たちがジャンプを回し読みしてると「マンガ・アニメは見ちゃダメ。脳が溶けるよ。」と教育ママのようなことを言います。ただひとつ気になってたのです。「ライオンズファンだから文化放送が好き・・・ほんとにそれだけか?実は意外に・・・」と。そしてある日、Kくんを含めた数人でカラオケに行ったときに彼がさらっと水樹奈々を唄いやがったのです。確信に変わった瞬間です。ただ、そのときは自分が田村ゆかり聞いてるのと同じ程度だと思ってたんです。ライオンズナイターが終わった後に番組あるから流れで聞いて覚えちゃったんだろうな、ぐらいで。そんで、今回のカラオケでのリミッター解除です。水樹奈々だけでなく堀江由衣ギャラクシーエンジェルダカーポ・・・。我々の想像の範囲をはるかに超えてました。隣りにいた友人は「自分より強いヤツに出会った悟空」のような顔をしてました。
そしてカラオケ終了後、友人宅でKくんの独演会が始まったのです。独白は約3時間に渡って、実は声優ファンであること彼女らが出演している作品は出来る限りチェックしていることなどなどが「〜ことをお詫びして訂正させていただきます」の形式で語られ、人名や作品名は6割以上伏字(水樹奈々⇒**き*な、*の部分は口ごもる)で、一定のリズムで「残念です」「どうしてこんなふうになってしまったのか」などの言葉が繰り返し挿入され、普通にひとり語りとして完成度の高いものになっていたことと、彼が筋金入りの本物だったことに感動しました。フォローというわけではないのですが、彼の場合は声優から入ってくんです。声ありきだからマンガは読まないというちょっと特殊なタイプ。
そんなKくんなんですが、今週に入ってから消息不明です。毎日部室に顔を出すはずなんですが・・・。もし大変なことになって部屋を見られた場合どうフォローしようか。部活のみんなに知られたら逃亡しますとか行ってたけど、それ絡みじゃありませんように。かといって病気でも困るけど。